11名の参加者があり、中身が濃い地域座談会となりました。
①地域防災の取り組み
若林まちづくりセンターの弓部防災担当係長に若林の地域防災の取り組みについてお話をいただきました。実は、能登半島沖地震の発生時、弓部係長は被災地域にまさに帰省中だったそうです。そのときに体験した海岸からの避難行動や実家および周囲の様子などについて触れられ、防災担当係長として業務をする上でも貴重な経験となったと述懐されました。その後、本題である区と若林町会と地域諸団体と連携した地域防災の取組みについてのお話がありました。特に強調されていたのは在宅避難の備えについてでした。
次に若林1丁目ネットワークとしての活動の来年度へ向けた「課題の具体化」を検討するということで、月村代表がファシリテーター となり、ご出席の皆様と課題の共有をしながら一緒に語り合いました。「若林1丁目地域をより豊かで楽しい街にしていきたい。そのための課題解決の方針を検討したい」という趣旨で進められました。

②お花
テーマの1つ目はまちなかにお花を増やそうということです。世田谷通り共和会の商店街と烏山川緑道にはプランター やお花畑やがいくつかあるが、まちなかにお花を増やすにはどうしたらいいかのプラン作りをしました。
目指すことの1つ目は、まちなかの人通りの多い道路の通り沿いの少し大きめのガーデンスポット作り、もう1つはまちなかの個人のお宅の通り沿いのスモールガーデンの充実推進となりました。
③犯罪ホットスポット

テーマの2つ目は犯罪の起こる可能性の高いホットスポットがどこなのかを見つけようというものです。犯罪のホットスポットとは「入りやすい 。逃げやすい。見えにくい。視線の死角のあるところ」のことです。このテーマでは、若林1丁目の拡大地図を用いて、参加者に地図の周りに集まっていただき、皆さんがホットスポットと思われるところに付箋を貼りながら進行をしました。まちなかの要所要所には防犯カメラを設置してありますが、公園や緑道、幹線道路の植え込みと植え込みの切れ目のエリアなどはホットスポットになりやすいという意見がありました。
対策案として出された意見としては、特定したホットスポットを意識しながら皆さんが常日頃からホットスポットパトロールをしていく、または防犯パトロール隊を組んで学校の下校時間あたりにホットスポットパトロールをしていく、などがありました。こうした活動を通じて犯罪を未然に防ぐべく、座談会の検討を踏まえて具体的なプラン作りをしていくことになりました。
④防災対策
地域の防災対策の一環として、若林1丁目地域にも1月に全戸配布された東京都作成の『東京くらし防災』と『東京防災』の2分冊の冊子を読み込み具体的な備えを実践していけるよう促進していこうということになりました。
⑤ネズミ繁殖
最後にネズミの繁殖についてです。どこの町にも大なり小なりネズミはいますが、若林1丁目ではネズミがおそらく増えてきているとの注意喚起がありました。戸建てはもちろんマンションやアパートも例外ではなく、もしネズミを見つけて対策必要と感じた場合は保健所に相談して家の無料点検をし、ネズミの特性をしっかり理解して具体的に対策していくべき、という話がありました。
最後に、今後住民の皆様と広く情報共有をはかり、より良いまち、より豊かで楽しいまちにするべく取り組んで行くというメッセージで締めくくりとなりました。
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